空中の村と21世紀の森紀伊半島森林植物公園の旅ログ
訪問時期
2022年11月5日(土)
滞在時間
14時30分頃~17時ごろの約2時間半
散策記録
十津川村の紅葉ライン「林道川津今西線」の紅葉ドライブからの続きです。
168号線で十津川村を南へ下り、案内に従って国道425号線を空中の村・21世紀の森紀伊半島森林植物公園を目指しました。
21世紀の森紀伊半島森林植物公園のドウダンツツジの美しさ、空中の村での楽しくもゆったりとした時間、酷道425号線といわれる険しい道でのハラハラドキドキ紅葉ドライブと、充実した時間が過ごせました。
空中の村・21世紀の森紀伊半島森林植物公園からは下北山村方面へ。行き方は西からも東からも国道425号。空中の森の開園期間は3月1日~11月30日。事前に通行止めなどの道路状況や営業期間を確認をして、ぜひ訪問してみてください。
国道168号線から国道425号線へ
林道川津今西線の紅葉ドライブの後、ひとまず道の駅十津川郷を目指しました。ところが駐車場が満車…。十津川村役場に置くこともできるのですが、すでに14時ごろになっていたため、特に休憩せず、先を急ぐことにしました。
21世紀の森紀伊半島森林植物公園や空中の村への案内板は、国道168号線でもよく見かけます。国道168号線は最近、高架橋やトンネルで整備されているため、立体交差が多くなっています。行きたい方角と交差点での曲がる向きが違っていて戸惑うこともあります。
南向きの場合、左手(東側)に目的地がありますが、曲がるのは右手です。トンネルが続く区間でナビのタイミングが遅れる場合がありますし、信号がないのでほんとにここ?と思うこともあるので、要注意です。
清納の滝・大野出合橋
酷道としても名高い国道425号線、この辺りでもすでに狭く、それなりの交通量があります。とはいえ、対向車とすれ違えるポイントはあちこちにあり、それほど離合困難ではない程度。両サイドに迫る紅葉を楽しみながらのドライブです。
多少緊張しながらも、順調に進んでいくと、新緑や紅葉の名所「清納の滝」があります。今回は、時間的な余裕がなく、清納の滝の散策はパス。しかしどうしても気になったので、車を停めて吊橋には近づいてみました。大野出合橋、2022年11月現在、通行止めでした。
21世紀の森・紀伊半島森林植物公園の駐車場へ
案内がなければ、どちらが国道かわかりづらい分岐をいくつか抜けて、21世紀の森紀伊半島森林植物公園・空中の村へ。ここの案内もどちらがゴールかわかりづらい道幅でした。ひだりです。「空中の村」と手書きの案内もあります。
おそるおそる入ってみると、これまでの山中のドライブからは想像できないほどの広さの駐車場がありました。空中の村は21世紀の森・紀伊半島森林植物公園内にあるため、この駐車場に停めて散策スタート!
21世紀の森の広場の見事なドウダンツツジ
今回の訪問季節は秋、2022年11月5日。ドウダンツツジが見ごろでした。あまり情報がありませんが、11月上旬から下旬にかけて見頃のようです。
21世紀の森では「世界の森」のシャクナゲが有名です。約120種類1万本の世界のシャクナゲを集められていて、4月上旬から5月下旬に見頃を迎えるそうです。この時期にもぜひ訪れたいものです。
空中の村へ
空中の村の受付は、21世紀の森・紀伊半島森林植物公園の事務所棟のような建物(森林館)内にあります。なおトイレは森林館内のほかに、駐車場の奥にもありました。
支払いを済ませて、リストバンドをつけてもらいます。入場料は大人2,500円(平日は2,000円)。オーガニックドリング付きです。
空中の森の入り口まで案内してもらって、エリア内は5つに分かれていることなどの説明を受けていよいよ中へ。このとき、同行者がサンダルだったのですが、靴への履き替えを指示されました。スニーカーならよいそうです。ほかに、鍵や小物などは落とさないように注意を受けました。
1. ぐねぐね橋
まずは案内された入り口から、ふわふわと空中散歩を楽しむぐねぐね橋へ。写真ではうまく写っていませんが、ネットのつり橋がS字にうねって美しいです。足元も両サイドもネットでよく見えるので、怖さを感じそうですが、ふわふわしながらもネットが意外に安定していて、隙間の大きい普通のつり橋よりも安心して散歩が楽しめました。もちろん、高いところが苦手な方は苦手だと思います。
2 ピクニックエリア
オーガニックドリンクが提供されているツリーハウスがエリア。お好みのドリンクを入れてのんびりできます。ケーキなども販売されていることがあるようです。私たちの訪問時は、クッキーがありました。おいしかった!私たちは持ち込みの飲み物がなかったので、ここで飲み物も購入しました。
あたたかいオーガニックドリンクも提供されています。ドリンクカウンターのあるツリーハウスは3棟ありました。空中の村の地上を見下ろしながらのティータイムです。
3. 読書のんびり屋
本棚のあるツリーハウスのまわりに、ネット上でのんびりできる部屋が用意されているスペースのあるエリア。「おおきなきがほしい」ぴったりすぎるセレクト(笑)。
実はここまでのネットのつり橋の空中散歩で、足が結構疲れています。
クッションやブランケットがありました。横になるとリラックスして、思わずゆっくり眠ってしまいそう。同行者と声を掛け合いながら、寝入ってしまわないよう脱出しました。
4. 鳥かご
エリア全体がトランポリンのように楽しめるエリア。ブランコのようなものもあり、ちびっこがふわふわくるんと回転していたり、ぴょんぴょんと鳥かご内を走り回ったり。すごく体力を使いそうです。
あとで地上から見ると、空中を飛び回っているようにも見えました。
5. 展望エリア
十津川の山々の展望を眺められるエリア。手すりの代わりにアクリル板が設置されていて、まるで空中にそのままつながっているかのようなコーナーもあります(写真右奥)。
望遠鏡や双眼鏡が置かれていて、より遠くの様子も眺められるようになっていました。
6. 地上
地上にもリラックススペースが各所に設置されています。ベッド型のブランコ、テレワークスペースと名付けられたあずまや、吊り下げられたテント…
自由にロープを結んで、アグレッシブに楽しめるロープコーナーもあります。
空中の村、空中散歩を楽しみ、地上でのリラックスタイムを楽しみ、長時間のんびり過ごすことのできそうな施設でした。もっとゆっくりしたいところですが…
酷道425号線を下北山村・上北山村方面へ
16時半ごろ、だんだんと日が落ちていく気配を感じ、帰路へ。十津川村から入ってきた国道425号線を、下北山村・上北山村方面へと向かいます。
さすがの酷道、もっと早くに移動すべきだったかもしれません。暗さが増すと同時に不安も増してきます。幸いにも対向車がほとんどなく、比較的容易に対向できるところで出会ったので、困ることはありませんでした。
紅葉が美しさは素晴らしかったです。日没間近の暗さのせいで、写真ではもう鮮やかさはありませんが、豊かな色合いを感じることができました。
下北山村の集落で道幅も広がり、ひとごこちついた思い。ここから熊野市・尾鷲方面へ向かい、この日の旅は終了です。