南紀・熊野へのアクセスはずいぶん便利になったとはいえ、快適なドライブルートとは言えないルートがたくさん残っています。
また、スマホのGoogleマップで手軽にナビを使うと、通常は使わないルートを案内されることがあります。ネットやパンフレットで詳細が確認できないスポットについては、現地の観光協会などの地元の方に、車での行きやすさや駐車場の有無を教えてもらうのもおすすめですよ。
ここでは、私自身も惑わされてしまった、ナビのせいで迷子になりがちなスポットへのアクセスルートをご説明します。
行きたいところ:玉置神社
熊野三山の奥の院、玉置神社。秘境感あふれるパーワースポットとして人気の神社です。
2020年3月現在、Googleマップで検索したまま「玉置神社」を目的として設定した場合、なにもない山道の途中で案内が終了してしまいます。案内が終了する地点は、神社らしさを感じられない地点ですが、玉置神社本殿に最寄りの車道なのかもしれません。
玉置神社の駐車場までドライブするためには、ナビの案内通りではなく、赤い矢印のルートで行く必要があります。
目的地の設定におすすめの地点
下記の場所の「玉置神社」を設定すると、玉置神社の駐車場まで正しく案内してもらえます(カテゴリが「カフェ・喫茶」となっているので駐車場の売店が登録されているものと思われます)。
2022年11月現在、「玉置神社 駐車場」で検索して、下記のポイントを目的地にセットすると正しく案内してもらえそうです。
うまく設定できない場合は、十津川村と北山村を結ぶルート上の、玉置神社への分岐を見落とさないように注意してドライブしてください。案内板はきちんと整備されていますので、ナビがなくても大丈夫です。
国道168号線(十津川村方面)から登ってきた場合には、「玉置神社約2km」の案内板が目印です。右側には、瀞峡・玉置神社への案内板があります。
同じ地点ですが、国道169号線(瀞峡、北山村方面)から登ってきた場合には、「玉置神社約2km」看板は見えませんが、左側にある十津川温泉や玉置神社への分岐の案内板が目印となります。
ここまでもずいぶん登ってきた印象がありますが、さらにもう一息、玉置神社の看板の案内通りに登っていくと、駐車場に到着します。
玉置山(玉置神社)方面の冬期閉鎖について
玉置山(玉置神社)方面は、冬期通行止めということではありませんが、積雪・凍結時チェーン規制が行われています。路面状況や天候によっては通行止めになることがあります。
十津川村公式サイト内の道路情報の案内ページでは、村内の道路の通行止めが告知されています。2021年の情報はこちらです。
玉置神社方面は、道幅が狭く、ガードレールがない部分もあります。冬期の凍結によるスリップ事故には十分注意をしてください。スタッドレスタイヤやチェーンの装備がなく、急坂での通行不能となってしまうこともあり得ます。備えをしっかりして、安全を確保しながら、場合によっては次の機会の参拝とすることも考慮に入れて行動してください。