「奇絶峡」の旅ログ(訪問記)です。和歌山県田辺市にある「奇絶峡」は、県道田辺龍神線の川下側での斜面崩壊のため、2019年7月から通行止めが続いていました。仮設道路が開通した2020年3月27日、ひさしぶりに訪れた奇絶峡は雨でした。
奇絶峡の旅ログ
訪問時期
2020年3月27日(金曜日)
滞在時間
約30分
散策記録
奇絶峡沿いを通る県道29号田辺龍神線。田辺市の市街地方面から、龍神温泉や高野山方面へ向かうルートでもありますし、田辺龍神線の虎ケ峰交差点から県道198号線には入り、栗栖川から国道311号線を経由して本宮方面へ向かうルートのバリエーションとしてもおすすめです。10〜15分長くかかりますが、奇絶峡や虎が峰トンネル付近の桜や新緑、紅葉が楽しめます。
この田辺龍神線は、奇絶峡の川下側で斜面崩壊が発生し、2019年7月28日から通行止めが続いていました。生活道路しても非常に重要なこの県道では、崩壊現場の対岸に仮設道路が設置され、2020年3月27日に開通しました。
田辺市から龍神に向かって川を右手に見ながら走っていた区間で仮設の橋で対岸に渡るとき、奇絶峡の景観が川を渡りながら見えるというのは。これまでにない景色で新鮮でした。
奇絶峡の滝見橋の向かいの駐車場は数台分しかないので、満車のことも多いのですが、この日は平日だったので、道路沿いの駐車スペースは空でした。ここで車を止め、道を渡って会津川沿いへ。
少し歩いて、滝見橋上流からの眺め。桜の見頃には少し早かったかな。このとき気がついたのですが、子どものころは、夏にはここで水遊びをしていたと思うのですが、今は禁止されているようですね。
赤い滝見橋まで戻り、橋を渡って不動の滝へ。駐車場からすぐいけるお手軽な清涼ポイントです。ここで、橋の向こうにある大岩のことを覚えておいてくださいね。
滝の右手の遊歩道を上ると、滝を横から見る位置に不動明王堂があります。ほんの2、3分で行けるので登ってみてください。狭いところに立っているこの小さなお堂、中をのぞいたときに圧倒的な大岩の存在感と、その荘厳さに驚きます。道路から見えたあの大岩ですよね。窓からは滝が見えます。
帰り際に滝見橋の下流側にあった桜も。橋を渡った滝側にも桜はありましたが、やはりこれぐらい。満開はもう少し先のようでした。すぐそばにある椿がきれいでしたよ。
奇絶峡では断崖に彫られた「磨崖三尊大石仏」も見どころなのですが、雨が強くなってきたので今回はパス。これで奇絶峡を離れ、虎が峰を通って本宮方面へと出発しました。