広大なエリアに広がる世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」。高野山と並んで世界遺産の中核をなす熊野三山は、南紀・熊野エリアでぜひ訪れたい観光スポットです。
パワースポットとしても名高い熊野三山の寺社、1日で巡るなんて欲張りなことはできるのでしょうか。答えはマイカー・レンタカーであれば可能。
ここで紹介するのは、熊野古道 中辺路での参拝と同じ順のドライブコースです。昼食はめはり寿司で手早く済ませ、夕食は勝浦でマグロを楽しむのもよいですね。
朝早くからの観光スケジュールになります。日帰り旅行は無理せず計画なさってください。
田辺市本宮エリア
本宮はできれば9時ごろ出発できるよう、参拝や散策を済ませるのがおすすめです。はやければはやいほどよいでしょう。
熊野本宮大社
拝観時間は6:00~19:00、社務所は8:00〜16:30までの受付です。御朱印をいただく場合には、8時までに参拝を済ませてから御朱印をいただけば、最も早く新宮市に向けて出発できます。
産田社
熊野本宮大社から大斎原へ向かう途中にあります。書き置きの御朱印が熊野本宮大社でいただけます。
大斎原
熊野本宮大社の旧社地です。日本一の大鳥居が有名。書き置きの御朱印が熊野本宮大社でいただけます。
新宮市エリア
田辺市本宮の熊野本宮大社から新宮市の熊野速玉大社までは車で1時間弱で到着します。神倉神社への参拝は、急勾配の石段の上り下りの時間と疲れを見込んで計画してください。
このあとの熊野那智大社周辺での参拝・散策のため、新宮市出発は13時ごろを目標としましょう。
熊野速玉大社
拝観時間は日の出~日没、授与所は8~17時です。
神倉神社
急勾配の石段を登って20〜30分ほど。御朱印は熊野速玉大社でいただけます。混雑するシーズンは熊野速玉大社に車を駐めたまま徒歩で参拝するのもおすすめです。両神社は徒歩で10分ほどの距離です。鳥居の前には上まで登れない方のために「遥拝所」が設けられています。
那智勝浦町エリア
新宮市の熊野速玉大社から那智勝浦町の熊野那智大社までは車で約35分。駐車場からの徒歩の時間が長いので、あわてず参拝するためには14時ごろまでに到着しておきたいですね。
熊野那智大社
参拝時間は6:00~16:30。祈祷・正式参拝受付8:00〜15:30。駐車場からお土産屋さんが並ぶ参道の石段を登り、15分ほどかかります。
青岸渡寺
赤い三重の塔と那智の滝の絶景スポット。参拝時間は5:00~16:00。熊野那智大社からすぐです。
那智の滝(飛瀧神社)
青岸渡寺から徒歩15分ほど。滝を間近で拝むことができるお滝拝所への入場は16:30まで。
補陀洛山寺
参拝時間は8:30~16:00。駐車場からすぐ境内です。熊野那智大社から車で15分ほど。新宮方面から熊野那智大社へのルート途中にあるので、先に参拝するのもおすすめです。
ここでご紹介したドライブコースは、熊野本宮大社〜熊野速玉大社〜熊野那智大社の順に参拝するコースです。歴史的には、熊野古道を通ってこの参拝順になっていますが、正式に決まっているものではありません。
マイカー・レンタカーを利用した参詣の場合、熊野那智大社〜熊野速玉大社〜熊野本宮大社もおすすめです。こちらの記事もご覧ください。